2025年第1回定例会は、2月13日から3月28日まで開催されました。
今回の定例会では、2025年度予算を中心に、札幌市がこれから取り組む政策や事業について議論しました。私は予算特別委員会で、気候変動対策、官民連携、地域おこし協力隊、区役所窓口の改革、文化芸術の支援など、6つのテーマについて質問しました。
この記事では、定例会全体の概要と、私が取り上げた政策課題をご報告します。それぞれの質疑の詳しい内容については、別の記事で順次ご紹介します。
過去最大となった2025年度予算
2025年度の札幌市一般会計予算は、1兆2,666億円となりました。
子ども医療費助成や病児・病後児保育の充実をはじめ、人手不足への対応、災害対策の強化、人口減少の緩和に向けた施策など、札幌市が直面する課題に対応する事業が盛り込まれています。限られた財源の中で、子ども・子育て支援をはじめとする市民生活に関わる施策を拡充し、将来を見据えた取組を進めようとしている点は、全体として評価しています。
一方、予算は成立すれば終わりではありません。事業が市民の暮らしの改善につながっているのか、実施後の効果や課題を継続的に検証していくことが重要です。
私は「第1部予算特別委員会」の委員として、財政局、環境局、まちづくり政策局、危機管理局、デジタル推進局、市民文化局、こども未来局、教育委員会などが所管する予算について審議しました。
2つの新たな条例を審議
今回の定例会では、次の2つの条例も審議されました。
・札幌市誰もがつながり合う共生のまちづくり条例
・札幌市犯罪被害者等支援条例
「共生のまちづくり条例」については、市民から陳情が提出され、市内外からさまざまな意見や懸念も寄せられました。条例が目指す理念だけでなく、市民の不安や疑問にどのように向き合い、具体的な施策につなげていくのかという点も含め、議会で多角的な議論が行われました。
予算・議案は賛成多数で可決
第1回定例会に提出された議案は、すべて賛成多数で可決され、2025年度予算が成立しました。国に対して議会として意見を示す意見書についても、採決が行われました。
私が所属する会派「民主市民連合」は、提出されたすべての議案に賛成しました。
議案や議決結果の詳細は、札幌市議会のホームページでご覧いただけます。
【札幌市議会「議案等の審議結果」へのリンク】
https://www.city.sapporo.jp/gikai/html/documents/05_kekka1t.pdf
予算特別委員会で取り上げた6つのテーマ
私は今回の予算特別委員会で、次の6つのテーマについて質問しました。
3月7日 気候市民会議を札幌の気候変動対策へ
市民が議論した「気候市民会議」の意見を、札幌市の気候変動対策にどのように反映していくのかを取り上げました。
3月11日 地域の企業やNPOと進める官民連携
官民連携の情報が地元企業やNPOなどに十分届いているのかを確認し、多様な団体が参加できる環境づくりを求めました。
3月11日 札幌市における地域おこし協力隊の活用
地域の担い手不足などの課題に対応するため、札幌市でも地域おこし協力隊を活用できないか、市の考えを質問しました。
3月13日 区役所を「書かない窓口」へ
市民が同じ内容を何度も申請書に書いたり、複数の窓口を回ったりする負担を減らすため、窓口業務の抜本的な見直しと行政DXを一体的に進めるよう求めました。
3月17日 SCARTSの相談機能をさらに充実させるために
文化芸術活動を行う人や団体を支えるため、札幌文化芸術交流センターSCARTSの相談体制が抱える課題を指摘し、相談機能の強化を求めました。
3月17日 札幌国際芸術祭を地域に根付かせる
札幌国際芸術祭を一時的なイベントに終わらせず、地域の文化芸術活動や地元の人材とつながる取組にしていく必要性を訴えました。
議論を具体的な市政の改善へ
今回の質疑では、市が進めている取組を確認するだけでなく、制度や事業が市民にとって本当に利用しやすいものになっているのか、現場で活動する人たちの支えになっているのかという視点を大切にしました。
議会で質問して終わりではなく、その後の取組や変化も確認しながら、具体的な市政の改善につなげていきます。
各テーマの詳しい質疑については、個別の記事で順次ご報告します。

